| 身体計測・肥満・やせ |
 |
|
| 標準体重・肥満度・BMI・腹囲 |
身長と体重のバランスは最も基本的な健康のバロメータ。標準体重は日本肥満学会の算式:22×身長(m)2を使用。
BMI (body mass index):体重(kg) ÷ 身長(m)2は22が理想で25以上が肥満。
腹囲は男性85cm以下、女性は90cm以下。 |
| 血圧 |
 |
|
血の圧力(血圧)は血管病の基本情報。脳梗塞・脳出血・心筋梗塞・腎不全など血管原性疾患の予知予防に。
|
| 血液学検査 |
 |
|
| 赤血球 |
容積で血の45%を占める直径数ミクロンの微細物質。酸素を肺から全身に運搬。少な過ぎは貧血。多過ぎは多血。 |
血色素(ヘモグロビン)
|
赤血球中の色素。ヘム(鉄分)とグロビン(蛋白)の結合体。ヘムが結びつき酸素を運搬。貧血の種類を知る検査。 |
| ヘマトクリット |
ヘマトは血、クリットは分離。血を遠心分離した時に有形成分が占める割合。貧血の種類を知る検査。 |
平均血球容積
平均血色素
平均血色素濃度 |
赤血球1個あたりの体積・血色素の量・血色素の濃度を算出。骨髄での赤血球の成熟度から貧血の種類を。 |
血小板
|
出血時に血栓を作り止血に導く血の有形成分。肝硬変・再生不良性貧血・白血病・紫斑病の診断に。 |
赤血球分布幅
血小板サイズ分布率
平均血小板体積 |
赤血球のサイズ・血小板のサイズのばらつきから、赤血球・血小板が作られる過程の異常を推測。 |
| 網状赤血球 |
赤血球になる前の若い赤血球。RNAが網状を呈す。造血の亢進(溶血貧血)や遅延(再生不良貧血)の指標。 |
| 白血球 |
侵入異物や細菌を無毒化。軽度増加は感染症、強度増加や減少は白血病や薬剤による障害を疑う。 |
| 好中球 |
貪食作用で生体を防御する白血球。化膿性炎症で増える。白血病では増える場合と減る場合がある。 |
| リンパ球 |
Tリンパ球・Bリンパ球・K細胞・NK細胞等に分かれ、抗体産生・免疫を司る白血球。 |
| 単球 |
貪食・殺菌機能があり、感染症・免疫に関係する白血球。感染性単球増多症で特徴的に増える。 |
| 好酸球 |
抗原抗体反応複合物を貪食する白血球。アレルギー疾患・寄生虫疾患で増え、副皮ホルモン・ストレスで減る。 |
| 好塩基球 |
好塩基顆粒を持つ白血球。機能に未解明部分が多い。慢性骨髄性白血病で増えることが多い。 |
| 血液化学検査 |
 |
|
| 空腹時血糖 |
糖尿病を空腹時の血糖濃度から見つける検査。前夜の過食、おそい飲食によっても高値になる。 |
ヘモグロビンA1c
(グリコヘモグロビン) |
過去1〜2か月の平均的血糖レベルを反映。一時的な飲食・運動の多寡に左右されない糖尿病診断の指標。 |
| 総コレステロール |
HDL,LDL,VLDL等数種のコレステロールの総称。ネフローゼ・肥満で増。甲状腺機能の低下で増、亢進で減。 |
| HDLコレステロール |
HDL(高濃度脂蛋白)コレステロールは過剰なコレステロールを肝臓に運び粥状動脈硬化を防ぐ。“善玉”コレステロールと俗称。 |
| LDLコレステロール |
LDL(低濃度脂蛋白)コレステロールは動脈硬化の元になることがあり、“悪玉”コレステロールと俗称される。 |
| 中性脂肪 |
皮下脂肪の主成分。多すぎると動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の元に。飲酒、砂糖・米飯・麺類で増える。 |
| AST (GOT) |
心臓・肝臓・筋肉の細胞中でアミノ酸を作る酵素。急性心筋梗塞や肝炎で増え、前日の飲酒・運動でも増える。 |
| ALT (GPT) |
肝細胞中に最も多く、活動性肝炎で著増。過食や肥満でも増。非活動性肝炎や初期の肝癌では増えぬことも。 |
| アルカリ・フォスファターゼ |
骨・肝・胆管にある燐酸酵素。発育中の小児・妊婦・血型O型及びB型者(分泌型に限る)は無病でも増える。 |
| γ-GTP |
肝・腎・膵・血球にあるアミノ酸造成酵素。胆道を塞ぐ病気で増えるが、無病でもアルコール多飲者では増える。 |
| 総ビリルビン |
血色素が代謝された間接型と肝臓で変化した直接型を合算。溶血疾患で間接型、肝臓疾患で直接型が増える。 |
| コリン・エステラーゼ |
肝臓が作る酵素。肝硬変・慢性肝炎など肝臓予備能の低下を反映して減り、ネフローゼ・脂肪肝では増える。 |
| 総蛋白 |
血中の蛋白(アルブミン・グロブリン・フィブリン)の総称。骨髄疾患・肝疾患で増え、ネフローゼ・栄養障害で減る。 |
| アルブミン |
合成場所(肝臓)の障害(肝硬変・慢性肝炎)やアルブミンを消耗する炎症性疾患で減る。水分摂り過ぎでも減る。 |
| A/G比 |
A(アルブミンン量)をG(グロブリン量)で割った比。肝硬変・慢性肝炎等の肝障害ではAが減りGが増えて小さくなる。 |
| 乳酸脱水素酵素 |
心筋梗塞、肝炎、腫瘍で血中に増える酵素。赤血球内は高濃度なため、採血時に溶血が起きると偽高値に。 |
| 尿素窒素 |
蛋白の一分解産物。腎臓から尿に出るので腎機能低下で血中に増えるが、高蛋白食・発熱・脱水でも増える。 |
| クレアチニン |
蛋白の分解産物だが尿細管での排泄・再吸収がないため、食餌等の影響を受けずに腎機能を正確に反映する。 |
| 尿酸 |
蛋白の分解産物。血中に増えると痛風関節炎・痛風腎・腎結石の元。体質・高プリン体食・飲酒で増える。 |
| 鉄 |
鉄は2/3は赤血球、1/3は肝・脾・骨髄に貯蔵。流血(血清)中の鉄は溶血・肝疾患・飲酒で増え、失血で減る。 |
| 膵型アミラーゼ |
アミラーゼは澱粉や糖原を分解する酵素で膵臓と唾液腺から分泌。膵炎診断のため膵臓からのアミラーゼを分別測定。 |
| CRP |
赤血球沈降速度が亢進する疾患 (炎症・組織破壊)で増えるが、赤沈とちがい貧血・妊娠の影響を受けない。 |
| 尿一般検査 |
 |
|
| 糖(空腹時) |
血中糖濃度が限度(耐糖閾値)を超えると尿に出る。糖尿病診断の参考だが、尿糖+者が糖尿病者とは限らぬ。 |
| 蛋白 |
血液が尿を生成する際、正常腎は尿に蛋白を漏らさない。ネフローゼ・腎炎・腎硬化症・尿路感染症を発見。 |
| 潜血 |
腎臓の濾過装置(糸球体)の傷は尿に血を漏らす。肉眼で見えぬ微量血(潜血)を試薬で検出。腎疾患を早期発見。 |
| pH |
水素イオン濃度(酸度)。正常尿は弱酸性。食餌(動物性/植物性)・発熱・体動・発汗・呼吸障害、尿路感染で変化。 |
| ウロビリノーゲン |
腸内菌が胆汁色素から腸で作り、肝臓経由で尿に出る。肝障害・血球破壊・便秘で増える。胆道閉塞で減る。 |
| ビリルビン |
老化赤血球の血色素から細網内皮系で作られ、肝臓で抱合されて12指腸に出る。黄疸の種類を知るのに使う。 |
| ケトン体 |
肝臓が脂肪酸から作るエネルギー源。糖欠乏やグルコース酸化の低下(糖尿病)で増え、処理能力を超えると尿に出る。 |
| 亜硝酸塩 |
尿中の硝酸塩(食物代謝産物)は、尿に細菌が多いと還元されて亜硝酸塩になり、これが細菌尿の目印となる。 |
| 比重 |
腎臓は濃い尿や薄い尿を作って体内水分を調節。腎炎・ネフローゼで濃縮力が落ちると、いつも薄い尿になる。 |
| 尿中食塩濃度 |
尿1リットル中の食塩量。食餌中の食塩量を反映。食塩摂取過多は高血圧の一因。日本人は摂り過ぎ傾向あり。 |
| 尿顕微鏡検査 |
 |
|
| 赤血球 |
連続的に多数見られる時は尿路の炎症・結石・腫瘍を疑い精査を。婦人では月経血混入を避けた採尿が必要。 |
| 白血球 |
腎・尿管・膀胱・尿道の感染症を疑う。 |
| 硝子円柱 |
尿が尿細管で停滞し、水分再吸収で脱水され、尿細管の鋳型となったもの。過激な運動後は健常者にも。 |
| 顆粒円柱 |
剥離した尿細管上皮でできた円柱。尿細管の閉塞や病変を反映。 |
| 赤血球円柱 |
赤血球が尿細管内で集結したもの。ボウマン嚢内の出血を反映し、急性腎炎・腎出血を疑わせる。 |
| 白血球円柱 |
白血球が尿細管内で集結したもの。腎盂腎炎に見られることが多い。 |
| トリコモナス |
腎・尿管・膀胱・尿道(婦人の自採尿では膣も)のトリコモナス原虫感染を意味する。 |
| 細菌 |
腎・尿管・膀胱・尿道(婦人の自採尿では膣も)の細菌感染を意味する。 |
| 便潜血検査 |
 |
|
| 糞便に潜在する人血(獣・魚血でなく)を計測。大腸の出血性病変を探す。異なる排便3回に連続して基準を超える量の潜血があれば、痔疾よりも大腸の癌・ポリープ・憩室からであることが多い。単位は10億分の1g。 |
| 視力検査 |
 |
|
| 遠方(5m)視力を裸眼と眼鏡装着時とについて計測。 |
| 眼圧測定 |
 |
|
| 微風圧による角膜の陥凹の度を見る非接触型眼圧計で、眼球内圧を測定して緑内障を発見。 |
| 肺機能検査 |
 |
|
| 肺活量と一気吹きの力を測り、気管支喘息・肺気腫・気管支炎・肺繊維症・気管支拡張症の診断の参考に。 |
| 聴力測定 |
 |
|
| 低音から高音まで7段階の音域で、強度20dbと40dbの信号音が聞こえるか調べ、難聴の種類を見分ける。 |
| 安静時心電図 |
 |
|
| 心筋梗塞・狭心症・不整脈・心筋症発見の参考に。 |
| X線検査 |
 |
|
| 肺・胸膜・縦隔・胸廓 |
肺癌・肺炎・肺結核・肺繊維症・肺気腫・珪肺・塵肺・気管支拡張症・縦隔腫瘍・胸膜炎・気胸等の診断に。 |
| 心臓・大血管 |
心臓弁膜症・心筋症・心膜炎・胸部大動脈瘤・大動脈奇形等を診断する際の基本情報。 |
| 食道・胃・十二指腸 |
食道癌・アカラジア・食道潰瘍・食道静脈瘤・横隔膜ヘルニア・胃癌・胃潰瘍・十二指腸潰瘍診断の基本情報。 |
| 超音波検査 |
 |
|
腹部
|
肝癌・肝硬変・肝血管腫・肝嚢胞・脂肪肝・胆嚢癌・胆石・胆嚢ポリープ・胆嚢腺筋症・膵癌・膵嚢胞・腎癌・腎結石・腎嚢胞・腎奇形・尿管結石・膀胱癌・膀胱ポリープ・膀胱結石・前立腺腫大・子宮筋腫・子宮体癌・卵巣嚢腫・卵巣癌・腹部大動脈瘤・腹水を診るが、腸ガスや皮下脂肪で走査が制限される。 |
| 乳房 |
乳癌・乳腺症の診断。 |
| 甲状腺 |
甲状腺癌・甲状腺腫・バセドウ氏病の診断。 |
| 眼底撮影 |
 |
|
| 網膜の動脈硬化性/高血圧性/糖尿病性変化・出血・剥離・色素変性や脳腫瘍等による脳圧亢進所見を探す。 |
| 細隙灯検査 |
 |
|
| 眼球の前の部分に細いスリットから光を当てて実体顕微鏡で観察し、水晶体の混濁(白内障)等を診断。 |
肥満・やせ
|
 |
|
| 厚生省「肥満とやせの判定表」及びWHO基準(Body mass index)との対比で現体重の対身長バランスを示す。 |
| 肝炎ウイルスマーカー |
 |
|
| HBs抗原 |
陽性はB型肝炎ウイルス感染を示す。 |
| HCV抗体 |
陽性はC型肝炎ウイルス感染の経験を示し、力価が高い場合は現在の感染も意味するが、確認には核酸増幅検査が必要。 |
| 婦人―子宮頸部細胞診 |
 |
|
子宮の入口(頸部)と膣壁から採取した粘液中の癌細胞を顕微鏡で探す。全子宮癌の9割を占める頸部癌の検査。
子宮の奥(体部)の癌(全子宮癌の1割弱)の発見には婦人科医に依る子宮内膜組織検査が必要。 |
| 腫瘍マーカー |
 |
|
| マーカーは腫瘍細胞でなく、腫瘍発生後血中に増えることの多い目印物質。あくまで補助診断に使われる。 |
| AFP |
原発性肝細胞癌目標。肝硬変、慢性活動性肝炎でも軽度に増量する。 |
| CEA |
大腸癌、肺の腺癌が目標。重喫煙者では非癌でも増量する。 |
| CA19-9 |
導管上皮型膵癌・胆道癌目標。膵炎、胆嚢炎、糖尿病でも増え、基準はルイス遺伝子型にも関係。 |
| PSA |
前立腺癌目標。前立腺の良性肥大、炎症、結石でも増量。 |
| CA125 |
漿液性卵巣癌・子宮内膜癌目標。非癌で値が基準を超える疾患の大半は子宮内膜症。 |
| 肺ヘリカル (高速ラセン) CT |
 |
|
通常X線より小さな濃度差まで読むCTで、肺癌の中でも特に、影の淡い腺癌(日本人の肺癌の過半数)を探す。
ラセン状(ヘリカル)連続走査のため、被曝が従来CTよりも少なく、息止め位置の差による小病変の拾い漏れがない。 |
| マンモグラフィ |
 |
|
| 乳房撮影専用X線装置で、乳癌を検出するための最も感度の高い方法。結果は後日郵送。 |
| 運動負荷心電図 |
 |
|
| 規定階段2段を規定速度で往復昇降した際の心電図に虚血性変化が表れるか調べ、狭心症・心筋梗塞を診断。 |
| ホルター心電図 |
 |
|
軽量心電計を携行して記録した24時間の心電図波形を解析し、重度の徐脈・不整脈・心筋虚血の兆候を探す。
心臓停止に結びつく危険な不整脈・病的洞症候群・房室ブロック・異型狭心症の診断に。 |
| 喀痰細胞診 |
 |
|
| サコマノ集細胞法で喀痰中の肺癌細胞を探す。結果は後日郵送。 |
| エイズ検査 |
 |
|
| 血中のHIV抗体を調べる。結果は後日郵送。 |
| 梅毒検査 |
 |
|
| 血液でRPRとTPHA検査を行なう。結果は後日郵送。 |
| 骨粗鬆症検査 |
 |
|
| 前腕(撓骨骨端)の骨密度を極微放射線(DEXA方式)で測定。結果は後日郵送。骨粗鬆症の発見に。 |